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丈夫なカーボン成形品を作りたい!

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こんにちは。東京都の工業デザインの株式会社ePです。
今日は、丈夫なカーボン成形品を作りたい! の話です。

以前、カーボン成形品の破断について話題を上げさせていただきました。色々とご意見頂いたこともありまして、改めて考えなければいけないことを今日は書きたいと思います。



これは釣り具で玉の柄と言います。この玉の柄は釣技を優先した製品の為カーボン含有率が非常に高いです。
カーボン含有率の高いカーボン成形品は、想定外の使用をした際に破断をする可能性が上がりますが、破断するときには竹のように縦に割れずに横に割れてしまいます。
これは繊維の巻き方向が影響しておりますが、ねじれに対する剛性を高め且つ軽量に仕上げるにはこのようになってしまうそうです。

競技やゲームとしての使用には高いパフォーマンスは喜ばしいことですが、可能性は低いにしても想定外の使い方をした場合に破損はしても分裂は避けられる製品開発が出来ないかと思っております。

例えば、水辺で使用する玉の柄について、落水者を救助することに使用した際に、カーボン含有率の高い製品では想定外の力が加わると折れて柄が離れてしまうでしょう。
そうではなく、玉の柄として折れても落水者を手繰り寄せることのできる「最後の踏ん張り」が出来たら素晴らしいじゃないですか。
競技パフォーマンスの向上は最優先事項ではあると思いますが、一歩先を行くこんな粋な製品の開発が出来たら良いなと思っております。
こんな気持ちで汗を流し今年も楽しく激しく開発の仕事に勤しんで参ります。